マジック交流会を満席にする秘訣
カナダに店舗を構える「ゲームズ・コレクティブ/Games Collective」のパトリシア・ブローチ/Patricia Broachは、店舗経営者なら誰もが望む願いを持っていました――コミュニティを成長させたい、と。
彼女は新規プレイヤーがゲームを体験する入り口として、マジック交流会が最適だと考えました。しかしそれにはひとつ問題が。「新規プレイヤー」はどこで探せばいいのでしょうか?
彼女が見出した答えは――地元の学校の生徒たちに興味を持たせることでした。
学校との連絡の取り方
パトリシアはまず、地域内の学校すべてにメールを送りました。
メールには自己紹介と店舗の願いを書き綴りました。
私たちが目指すのは、青少年たちが電源ゲームではなく社交性や他人との距離感、フェアプレイ精神を学べるゲームを楽しむようになることです。私たちなら、子どもたちが安心してマジック:ザ・ギャザリングのようなゲームを楽しめる環境を作れます。
そして彼女は、魅力的な提案でメールを締めくくったのです。
どうか私たちに、マジック:ザ・ギャザリングをはじめとする非電源ゲームを紹介する機会をいただければと存じます。広大な世界観とゲームの魅力に、きっと生徒の皆さまも惹き込まれるはずです。
誰と連絡を取るべきか?
シカゴにある小学校の校長であるエリン・ニューバート/Erin Neubert氏の話によれば、人員の支援や設備の利用状況について最も多くの情報を持っているのが校長であり、きっと貴店の力になれるとのことです。ただし学校によっては校長へ直接連絡することを禁じているところもあるので、連絡の際は必ず正規の手続きに従ってください。連絡先は大抵、学校のウェブサイトに記載されています。
特にもともと課外活動が活発でゲーム・クラブがある学校へ話を持っていくのが効果的でしょう。(「エクセルシオール・コミックス&ゲームズ/Excelsior Comics and Games」のボビー・ウィットコム/Bobby Whitcombは、この方法でフォウラー中学校に月曜マジッククラスを設立しました)
メールは自己紹介とマジックの紹介から始め、最後は「もし興味がございましたら、学校で詳しくお教えします」と添えましょう。マーケティング素材のページにテンプレートもご用意しましたので、参考にしてみてください。
その結果
パトリシアは見事に学校の協力を得ることができ、マジックのウェルカムデッキと3人のスタッフを送りティーチングを行いました。
ティーチング・イベントは生徒だけでなく先生にまで好評を博しました。
イベントの数日後には生徒たちがたくさん来店してくれました。
生徒たちのゲームを通した交流には、先生も驚いたといいます。彼らは近隣の学校にもこのゲームを広めたいと声を上げたのです――「ゲームズ・コレクティブ」のティーチング・イベントは、1年を通して何度も行われたのでした。
パトリシアの成功の秘訣
- 伝えるだけでなく見せる。理事長や教師、校長を店に招待し、実演しましょう。
- 門戸は常に開いておく。実際に店の様子などを見てもらいましょう。
- 利点を強調する。何より、マジックのようなゲームが社交性を身につけるために役立ち教育上良いものであることを伝えましょう。
パトリシアの学校への働きかけは功を奏し、新規プレイヤーの獲得に繋がりました。彼らは友人や家族を誘ってマジック交流会に参加し、一緒にゲームを学んで「ゲームズ・コレクティブ」のマジック・コミュニテイの一員となったのです。
図書館やデイキャンプでも活かせます
近くに学校がなくても、生徒に宣伝するチャンスはたくさんあります。
貴店でもぜひ学校に働きかけ、生徒をマジック交流会に呼び寄せましょう。ゲームを学んだら、続けてマジックリーグでカジュアル・プレイの場を定期的に用意してください。
本日の店舗:Games Collective
- 所在地:カナダ・アルバータ州レドゥック(人口30,000人)
- WPNレベル:コア
- 営業年数:5ヵ月
- 店舗の広さ:167平方メートル
- ウェブサイト:www.gamescollective.ca/