1年で500人の新規プレイヤーを呼び込むには

28日 6月 2016年 | 1 分(読むのにかかる時間)

昨年、ウィーンに店舗を構える「シュピールラウム/SpielRaum」は1年間で500人もの新規プレイヤーを獲得し、その分野に優れた店舗上位10店に名を連ねました。そこで私たちは、「シュピールラウム」での組織化プレイを取り仕切るヴァレンティン・ハウザー/Valentin Hauserに話を聞き、新規プレイヤーに最高の体験をもたらした手法を尋ねました。本日は、彼の話をご紹介します。

「シュピールラウム」が新規プレイヤー獲得上位10店に入ったという話を聞いた私は、その話をすぐには信じられませんでした。多くのプレイヤーを獲得していたことは知っていましたが、まさかそこまで多いとは考えていなかったのです。

私たちは、新規のお客さまが気楽に店を訪れ、今度は友だちも連れて来ようと思っていただけるよう力を尽くしてきました。

私たちの成功の鍵は、以下の4つにあると私は考えています。

1.プレリリースで双頭巨人戦のイベントを開催する

勝利の味は、ひとりで噛みしめるよりチームで楽しんだ方が大きいものです。

そこで私たちは『時のらせん』以来、日曜日のプレリリースで双頭巨人戦のイベントを開催しています。双頭巨人戦は、新規プレイヤーが大会に出るための最初の一歩にうってつけです。多くのプレイヤーが仲の良い人と一緒に参加するか、あるいは初心者同士でチームを組んでいます。

そして何より、プレリリースは最もカジュアルなイベントのひとつです。「シュピールラウム」の双頭巨人戦では試合数を4回戦までに抑え、賞品も少なめにしています。2勝以上したすべてのプレイヤーに最低1パックを保証しています。賞品を得られるプレイヤーが多くなれば勝利に貪欲になる必要はなく(賞品が確定する2勝目は別ですが)、ゲームをより楽しめるのです。

2.賞品も参加費も控えめに

私たちが開催するイベントのほとんどは、参加費が無料です。高い参加費を払って出た初めての大会でこっぴどくやられるなんて、誰も得しませんよね?確かに、「せっかく勝っても報われない」という問題はありますが――「シュピールラウム」では、1位のプレイヤーとランダムで選ばれた数人にブースターパックをひとつずつ渡しています――、大会の賞品を少なくすることで非常にリラックスした友好的な雰囲気が生まれるのです。

「シュピールラウム」では、みんなで集まってゲームを楽しむということが最も大切です。ですがそれだけではありません。私たちは時々常連のお客さまに声をかけ、みんなの模範になるようお願いしています。

そしてもちろん、参加費が必要で賞品が豪華な競技的なイベントも開催しています。こうすることで、初心者にもやる気に満ちたプレイヤーにも良い店になるのです。

3.新規プレイヤー限定のイベントを開催する

新規プレイヤーは、常連とではなく同じ初心者と競いたいと思うものです。そこで私たちは、毎月第1土曜日に新規プレイヤー限定のイベントを開催しています。このイベントで大会に慣れたプレイヤーは、他のイベントにも出るようになりました。

イベントの最後には勝者を祝う場を設け、余ったプロモカードを贈っています。こうすることで、新規プレイヤーたちにとって大会がより特別なものになるのです。それから、次回の開催予定も必ずお知らせしています。参加者たちが、次は友だちも連れて来てくれますよ。

4.すべてのお客さまにイベント情報をお知らせする

新規のお客さまには必ず開催予定のイベント情報をお知らせするよう、スタッフを教育しましょう。とりわけ、プレリリースや初心者限定のイベントのお知らせは欠かせません。また、新規プレイヤーがマジックを始めやすいよう、ルールやデッキ構築やフォーマットなどについていつでも教えられるようにしましょう。

「シュピールラウム」では、経験豊富なプレイヤーたちに協力してもらっています。彼らは、私がつい見落としてしまうようなことも丁寧に教えてくれるのです。幸い、新規プレイヤーにマジックを教えられる経験豊富なプレイヤーは十分にいます――中には元国内王者やプロツアー参加者もいますよ。

ベテラン・プレイヤーと新規プレイヤーを交流させることで、新規プレイヤーを歓迎するムードを作る助けとなり、それはコミュニティの成長に繋がるのです。これが一番大事なことかもしれませんね――コミュニティの成長を助けることは、貴店の成長を助けることにもなるのです!

本日の店舗: SpielRaum Wein

  • 場所 オーストリア、ウィーン(人口170万人)
  • WPNレベル: アドバンスプラス
  • 営業年数: 12年
  • 店舗の広さ: 185平方メートル
  • ウェブサイト:https://www.facebook.com/SpielRaumWien/

By Valentin Hauser, Head of Organized Play at Spielraum Wien