もしトヨタ自動車がゲーム店を運営したら

9日 5月 2016年 | 2 分(読むのにかかる時間)

「問題にぶつかるのは良いことだ。問題がないこと――それこそが問題なのだ」

トヨタ自動車の元副社長、大野耐一は言いました。今日の問題は明日の成長に繋がると。障害は前進の機会であり、妨げるものがなければ惰性の兆候が生まれると。

問題の本質を見極めるための秘訣は、表面化していることの先を見据えることです。

それは言葉で聞く以上に難しいことですが、それを理解したときこそ、強力な戦略が手に入るのです。

機械の直し方

1950年、大野は「5つのなぜ」という問題解決の手法を生み出しました。それは子どもがする方法によく似ています。

曖昧な問題に直面したとき、大野は従業員たちに「なぜ」を5回繰り返し、問題の根の部分を把握するよう指示しました。これこそ、原因と結果の関係を分析することによってエラーの繰り返しを防ぐ「トヨタ生産方式」のかなめです。

単純なことに見えるかもしれません。しかしこうして疑問を重ねていくことで、トヨタ自動車は60年以上にわたって革新と信頼を維持してきたのです。

「5つのなぜ」は以下のように行われます。

トヨタ自動車による)機械の直し方

問題:溶接中、機械が止まった。

「なぜ機械は止まったのか?」
回路に負荷がかかり、ヒューズが切れた。

「なぜ回路に負荷がかかったのか?」
ベアリングへの注油が不十分で、機能しなかった。

「なぜベアリングへの注油が不十分になったのか?」
オイルポンプを循環する油が不十分だった。

「なぜオイルポンプを循環する油が不十分だったのか?」
ポンプの取り込み口が金属の削りかすで詰まっていた。

「なぜ取り込み口が金属の削りかすで詰まったのか?」
ポンプにフィルターがないため。

解決法:ポンプにフィルターを取り付ける。

「5つのなぜ」は、ソフトウェア開発から初等教育まで、あらゆる場面で利用できます。ソフトウェア開発者の無駄を省き、子どもたちは批判的思考を学べるのです。

ゲーム店でも「5つのなぜ」を活かせるか?

以下のプレイヤーたちが期待していることについて考えてみましょう。

  • 店内の明るさ
  • 空調や換気
  • 商品の整理整頓
  • 清潔なトイレ
  • プレイスペース
  • 所持品を置けるスペース
  • ゴミ箱

これらは2015年後期にウィザーズが行った市場調査の結果を元にしています。プレイヤーの多くが求めているこれらの基本的なことから始めてみてください。

これらの中に、足りていないものはありませんか?他にも、どうやって解決すればいいか分からない厄介な問題がありませんか?そんなときこそ「5つのなぜ」で問題の根本を見つけ、解決していきましょう。

By Matt Neubert