Mark Rosewater: セット・ブースター登場

25日 7月 2020年 | 4 分(読むのにかかる時間)

本稿は、MTG公式サイトに掲載されたマーク・ローズウォーターによる記事を一部抜粋して要点をお伝えするものです。元記事の全文はこちらをご覧ください。

何十年もの間、ブースターは1種類しか存在しなかった。どんなプレイヤーであっても、何を求めているとしても、新セットを手にする方法は同種のブースターしかなかったのだ。

この手法の問題は、あるグループにとっての制約が、全員にとっての制約になるということである。例えば、ドラフトはマジックの大きな部分を占めている。ブースターをどう作るかの多くの決定が、どうドラフトするかに影響されているのだ。

つまり、そのユーザーがドラフトをするかどうかに関わらず、そしてそれらの決定がそのユーザーにとって最高のブースター体験をもたらすものでなかったとしても、その決定に影響を受けていたのである。そこで、我々はそこを変えることを決断した。

この発想から作られた新たなブースターが、Theme Boosterであった。次にできたのがコレクター・ブースターである。そして我々は、可能な限り楽しくブースターを開けることに最適化した新しいブースターを作るというアイデアに至った。

それこそが、セット・ブースターなのだ。

セット・ブースターの紹介

セット・ブースターでは、ドラフト・ブースターにおけるレア/神話レア枠のように興奮するところが1か所だけではなく、いくつもあるようにデザインした。

そのために、我々はブースターを4つの「章」(導入、爆発、大団円、終章)に分け、それぞれに何枚かのカードを入れる「枠」を充てた。

第1枠 ― アート・カード

まずは導入の章。アート・カードはその最初の1枚だ。『ゼンディカーの夜明け』のセット・ブースターには81種類のアート・カードが収録されており、さらに全体の5%で、通常のアート・カードではなく、アーティストのサインのスタンプが入っているアート・カードが手に入る。

第2枠 ― 土地

導入の章の没入体験の続きとして、第2枠は世界で最もよく見かけられるカード・タイプを取り上げる。そう、土地・カードだ。『ゼンディカーの夜明け』ではこの枠にフルアート版基本土地が入っており、さらに15%の割合で、この枠の土地はフォイル版である。

第3~8枠 ― 関連したコモンとアンコモン

この6枚は、同じレアリティの各カードがその隣のカードと何らかの形で組み合わせられように集められている。その関連性はクリーチャー・タイプかもしれないし、うまく噛み合うのかもしれないし、共通の物語要素があるのかもしれない。どんな関連性を作ったかを見つけるというものもまた、この章のカードを開封する楽しみなのだ。

各セット・ブースターのこの6枚の中にアンコモンは少なくとも1枚入っているが、各コモンがアンコモンに差し替わる可能性はある。つまり、コモン5枚とアンコモン1枚、から、コモン0枚とアンコモン6枚、までありうるということである。

第9枠 ― 仰天動地枠

ここから、爆発の章の最初の枠に入っていく。この章の目的は、派手で心躍るものにすることである。ここで何が出てくるかわからないのだ。

第9枠は、必ず、視覚的に面白いカードが入っている。『ゼンディカーの夜明け』のセット・ブースターに関しては、ショーケース版のコモンやアンコモン、あるいはまだ公開されていないこのセットのクールな要素であるカードが入っている。

第10~11枠 ― 不確定レアリティ枠

この2枚は、コモンから神話レアまでのいずれかが入っている。レアや神話レアのショーケース版が入っている場合もありうる。

各枠のレアリティは独立しており、神話レア2枚をここで手に入れる可能性もある。つまり、ほぼ4分の1の割合で少なくとも1枚、不確定レアリティ枠だけから、追加のレアや神話レアを手に入れられるということである。さらに追加でレアを手に入れられる方法があるのだ。

第12枠 ― レア/神話レア枠

ここから大団円の章に入っていく。この章は、必ずいいものが当たるのだ。

ここの最初の枠は、レア/神話レア枠である。ドラフト・ブースターで一番興奮するものなので、入れないわけにはいかない。

第13枠 ― フォイル枠

多くのプレイヤーがフォイルを楽しんでいるので、どのパックでも確実にフォイルを手に入れられる枠を作ることにした。この枠はどのレアリティでもありうるので、ここでもまたレアや神話レアを手に入れられる可能性があるのだ。

第14枠 ― トークン/広告カード

これらのカードは、諸君がドラフト・ブースターで見てきたものと似ている。

しかし25%の割合で、トークン・カードや広告カードに替わって、リストにあるカードが入っている。「リスト」にはマジックの過去から、300枚の面白いカードが選ばれている。それらは左下隅に小さなプレインズウォーカー・シンボルが入っている以外、(アート、外枠、エキスパンション・シンボルも)昔のままの形で印刷されている。

リストには、コモン、アンコモン、レア、神話レアが含まれており、過去の愛されたメカニズムや楽しい世界やクリエイティブ、あるいは全くのわからないものを紹介するものである。

ここで、『ゼンディカーの夜明け』のセット・ブースターで登場するリストのカードを少しだけお披露目しよう。

なお、リストに入っているからといって、そのカードがスタンダードで使えるというわけではない。そのカードがすでに使えるフォーマットでは使用可能である。

諸君がセット・ブースターについて心を踊らせ、そして9月の『ゼンディカーの夜明け』の発売時に確認してくれれば幸いである。その日まで、マジックのブースターを開封することがマジックをプレイするのと同じぐらい楽しくありますように。

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