自分で開催したイベントに参加すべきか?

21日 10月 2015年 | 2 分(読むのにかかる時間)

「自分で開催したイベントに参加すべきか?」

これはなかなか難しい問題です。 それが正しいときもありますが、間違っているときもあります。きっと明確な答えは導き出せないでしょう。 判断に迷うグレーな部分が多く、複雑に絡み合っているのです。

その複雑な問題を独自の方法でうまく解決しているWPN店舗オーナーがふたりいます。 彼らの名前はダスティ・オチョア/Dusty Ochoaとスコット・リップ/Scott Lipp。 このふたりは自身もプロツアーを舞台に戦う熱心なマジック・プレイヤーであり、そしてゲーム店のオーナーとしても成功を収めているのです。

公式ルール

WPN店舗オーナーやイベント主催者は、フライデー・ナイト・マジックやプレリリースなど、ほとんどのイベントに参加することができます。

ただし、自身が監督するグランプリ・トライアルやプロツアー予備予選には参加することはできません。

オーナーが参加することで、良い影響が与えられるか?

スコット・リップはプロツアー『タルキール龍紀伝』にて好成績を残し、それ以降は自身の開催するイベントへの参加を意識的に控えるようにしました。 それでも彼は、オーナーが自身の店のイベントに参加することを真っ向から否定しているわけではありません。 彼もまた、コミュニティを築き上げるための手段として自身の開催するイベントに参加しようと考えています。

オーナー自身がコミュニティとゲームを楽しむことで、コミュニティは自然と成長していきます。

しかしそれが喜ばしいことであっても、スコットはやはりビジネスを第一に考えているのです。 彼はイベントに参加する前に、自身に必ず問いかけています。「『私が』参加することで、良い影響を与えられるだろうか?」と。 土曜日のレガシー・イベントのように、良い影響を与えられるなら彼も参加します。しかしブースタードラフトのイベントのように、良い影響を与えないと判断した場合は、参加を控えます。

そしてイベントに参加した際は、緊張感を和らげることに力を注いでいるのです。 彼自身はあまり競技的なデッキを使わず、賞品も受け取りません。 さらに対戦相手が試合を楽しめていないと感じたら、勝利を譲るようにしています。

模範を示す機会にする

ダスティ・オチョアもまた同様に、緊張感を和らげることに力を入れています。 例えばプレリリースに参加したとき、彼を倒したプレイヤーには特別な賞品を出しました。 ただし、彼自身がそういったことをする機会は多くありません。

ダスティが自身の店、「アメイジング・ディスカバリーズ/Amazing Discoveries」を開いたとき、彼は自身の中のマジック愛が新しい方向に育っていることに気づきました。 グランプリで優勝することよりも会場で商売上の話をする方が楽しそうだな、と考えるようになったのです。 それから、プロツアー『ドラゴンの迷路』で準優勝を果たした彼は、賞金でプレイスペース用の椅子を購入しました。

彼の中に芽生えた「新しいマジック愛」が、彼をプレイヤーではなく店舗側の人間になることを後押ししたのです。 それでも彼は、16人いる従業員たちに彼と同じ姿勢を取ってもらいたいとは考えていません。 「スタッフたちには、イベントに参加してゲームを楽しんでもらいたいんだ」と、ダスティは言います。

スコットと同じように、ダスティもまた店舗オーナーの立場からマジックへの熱意を表しているのです。 従業員がイベントに参加するのは、模範を示す良い機会だと彼は考えています。

彼らの態度こそ、店内の雰囲気に影響を与えます。 勝っても負けても楽しんでいる様子が伝われば、プレイヤーたちはそれを模範にするのです。

さて、あなたはご自身で開催したイベントに参加すべきでしょうか? 参加を決めた場合は、貴店の成長に繋がる機会にしてくださいね!

By Matt Neubert