小さな町で成功する

23日 11月 2016年 | 2 分(読むのにかかる時間)

スペインのビジャベルデ・デル・リオは、開けた土地と新鮮な空気が魅力の人口8,000人ほどの町です。ゲーム店にとっては有利な立地とは言えません。

それでも「エル・ポニー・フガドール/El Pony Jugador」は、少ない人口やゲーム店に対する偏見、ゲーム文化の欠如といった困難を乗り越え、アドバンスプラス・レベルに到達しました。

今回は、彼らがどのようにして成功に至ったのかをご紹介します。

「お客さまの多くは、あなたのビジネスを誤解しています。しかしその見方は、変えることができるのです」――「エル・ポニー・フガドール」オーナー、セルジオ・ダヴィド・ヒメネス・ルイス/Sergio David Jiménez Ruiz

「エル・ポニー・フガドール」は開店当初、興味を持って迎えられました。しかしこの小さな町にはそれまでゲーム店がなく、ゲーム文化も育っていませんでした。住人の大半が、おもちゃへの理解を持っていませんでした。住人たちは間違ったうわさ話を広げていきました。

セルジオは、ビジネスの第一歩として地元の商工会に加わりました――彼はそこで、地元商店との連携や新規顧客獲得のチャンスを得ました。商工会のつてで、町市場への出店も決まりました。そこでセルジオは、住人たちがこれまで見たこともなかったマジック:ザ・ギャザリングを紹介しました。

その効果は絶大でした。マジックや「エル・ポニー・フガドール」、そしてゲームそのものへの住人たちの偏見は、解消されたのです。このゲームに実際に触れると、消極的な姿勢は消え去りました。

「市場でマジックを体験してくれた人たちは店舗にも足を運んでくれました。今では多くの人が常連になっています」

市場での体験会と店舗での体験会(道行く人が興味を持ってくれるよう、セルジオは店の外にもテーブルを置きました)を経て、「エル・ポニー・フガドール」にコミュニティの芽が生まれました。しかし「興味を持ったプレイヤー」を「イベントに参加するプレイヤー」に変えるのは並大抵のことではありません。

セルジオは当初、競技志向のイベントを開催していました。しかしほとんどのプレイヤーがそれに対応できませんでした。

「あれはミスでしたね」と、セルジオは言います。

そこで彼は、小さな町ならではの利点を活かすことにしました。それは全員が知り合いであることです。「エル・ポニー・フガドール」は双頭巨人戦のイベントを始めました。新規のお客さまと経験者の知り合いでチームを組んでもらい、手厚いサポートを加えることで店への信頼を築いていきました。その結果、新規プレイヤーもすぐにこのゲームを理解しました――最初の1回でルールを把握したのです。

「プレイヤーたち自身で作った環境ほど、コミュニティを成長させるものはありませんよ」

こうして人と人との繋がりがゲームを始めるきっかけを増やし、隣人同士の親交は想像を超えるほどの効果を発揮しました。友情が友情を呼び、コミュニティは自然に大きくなっていきました。

そして「エル・ポニー・フガドール」は、この町のエンターテインメントに欠かせない場所になったのです。

彼らから学べることはたくさんありますよ!

本日の店舗: El Pony Jugador

  • 所在地:スペイン・ビジャベルデ・デル・リオ(人口8000人)
  • WPNレベル: アドバンスプラス
  • 店舗の広さ:249平方メートル
  • ウェブサイト: elponyjugador.com/

By Alvaro Angulo