2018/04/19 — ブロール
マジック最新フォーマット「ブロール(Brawl)」簡単ガイド
『ドミナリア』の発売とともに、私たちはマジックの新しい遊び方をお披露目します。
「ブロール」をご紹介しましょう!
スタンダードとレガシー、ブロールと統率者戦
ブロールでは壊れたコンボなしに統率者戦と同じくらいカードの相互作用を楽しめます。カードプールが狭くてもプレイヤーの好奇心を満たせるのです。始めやすくスタンダードの主力カードも使えるブロールは、最新製品の売り上げを伸ばすのに役立つことでしょう。
ブロールの概要――簡易版
- デッキは60枚です。
- スタンダードで使用できるカードのみ使用できます。
- (基本土地を除き)カードは1枚ずつしかデッキに採用できません。
- 伝説のクリーチャーまたはプレインズウォーカーを1枚「統率者」として選びます。それはゲームの開始時に統率領域に置かれ、戦場を離れるたびに統率領域へ戻ります。
- 統率者に含まれる色マナ・シンボルの色のカードだけでデッキを組みます。
- 初期ライフは30点です。
- 3~5人の多人数戦で遊ぶのが最適です。
統率者戦をご存知の方は馴染みやすいルールだと思います。大きな違いは4つ――スタンダードで使用できるカードのみ使用すること、デッキが100枚でなく60枚であること、プレインズウォーカーも統率者として指定できること、そして統率者ダメージがないことです。
このフォーマットを「ドラフト好きのための構築フォーマット」と評価するプレイヤーもいます。ドラフトで人気を集めながらもスタンダードで使われないカードが活躍するからです。ブロールでは《鉄面提督ベケット》や《光輝の勇者、ファートリ》、《造反の代弁者、サムト》といった、まだ構築フォーマットでは活躍を見せていない神話レアを中心に一線級のデッキを組むことができるのです。
ブロールは面白いカードにさらなる可能性をもたらします。ブースターパックの開封がさらに楽しくなり、大きな付加価値となるでしょう。
とりわけ『ドミナリア』では伝説のクリーチャーが大量に登場します。ボックス購入特典プロモ限定の《ファイアソングとサンスピーカー》もそのひとつです。

ブロールのイベントは、統率者戦のイベントの感覚で開催しましょう
ヒントをいくつかご紹介します。
- 賞品はカジュアル向けに。競技志向に寄り過ぎると統率者戦の雰囲気が壊れてしまいます。
- 1グループ3~5人で行う。参加者が5人ならひとつのグループで行いましょう。6人の場合はふたつのグループに分けるのをおすすめします。
- 1回戦だけの手軽なカジュアル・イベントにする。多人数戦は長引きやすいため、1回戦で十分です。もしプレイヤーたちが望むなら、各卓の勝者同士でもう1回戦行うのも良いでしょう。
- リーグにおすすめ。「プレインズウォーカーの最終奥義を起動」や「1ターンに20点以上のライフを得る」といった「実績」を設定して、達成したプレイヤーにリーグのポイントを追加で与えるという店舗もあります。
- サイドイベントにもおすすめ。例えばスタンダードのイベントを18:30から開催し、2回戦終了後からブロールのイベントを開催すれば、2連敗したプレイヤーが店に残るきっかけになります。
店にブロールのコミュニティを作ろうと考えている方は、まずはサイドイベントからお試しください。
ブロールはウィザーズ・イベント・レポーターに間もなく実装されます。ぜひサイドイベントを申請してみてください!


