2020/07/30
『Magic: The Gathering Companion』とウィザーズイベントリンクをWPN店舗の皆さまへお届けするべく、私たちのチームは全力を尽くしています!今回の更新情報では、新機能のご紹介やバグ修正のご報告、さらに今後の展開まで、盛りだくさんの内容でお送りします。早速始めましょう!
2020/07/30
『Magic: The Gathering Companion』とウィザーズイベントリンクをWPN店舗の皆さまへお届けするべく、私たちのチームは全力を尽くしています!今回の更新情報では、新機能のご紹介やバグ修正のご報告、さらに今後の展開まで、盛りだくさんの内容でお送りします。早速始めましょう!
By Bill Stark, EventLink Product Manager
『Magic: The Gathering Companion』とウィザーズイベントリンクをWPN店舗の皆さまへお届けするべく、私たちのチームは全力を尽くしています!今回の更新情報では、新機能のご紹介やバグ修正のご報告、さらに今後の展開まで、盛りだくさんの内容でお送りします。早速始めましょう!
『Magic: The Gathering Companion』をご利用の皆さまは、iPhoneをご利用の方がこのアプリをダウンロードできないことにお気づきでしょう。私たちはリリース当初からこの問題を解決するべく取り組んできました。
まだ「完全解決」には至っていませんが、iPhoneをご利用の方のダウンロード制限を取り除くことはできました。iOS端末の方は、こちらから『Magic: The Gathering Companion』をダウンロードしていただけます。
(注:Android端末には制限がないため、引き続きオープンベータ版をご利用ください。ベータ版ですが、ダウンロードに制限はありません。Android版の『Magic: The Gathering Companion』はこちらからダウンロードしていただけます。)
WPN店舗の皆さまからは、いつもイベントリンクについてのフィードバックをいただいています。気に入った点や追加してほしい機能、難点、バグや問題のご報告など、たくさんのご意見を寄せていただき、ありがとうございます。
皆さまのフィードバックは、私たちが見落としてしまいそうなことをしっかり見つめる助けになるため、この上なく貴重なものです。そこで皆さまにもっと気軽にご意見をいただけるよう、イベントリンク内にフィードバック送信のリンクを追加しました。
イベントリンク内のどのページにも、ヘッダー部分に「フィードバックを送信」ボタンが表示されます。
それをクリックするとフィードバック送信フォームが開き、ご意見や評価を直接お送りいただけます。すべてのご意見に個別に返信はできませんが、私たちは必ず皆さまからいただいたフィードバックに目を通します。もう一度言いますが、皆さまのフィードバックはこの上なく貴重なものなのです。
イベントリンクと『Magic: The Gathering Companion』は、マジックが印刷されている言語すべてに対応しました。どちらのツールもブラウザや端末の言語設定に合わせて自動的に言語を選択するので、言語設定の手間もかかりません。
店舗の皆さまから寄せられた意見の中でも特に大きな割合を占めていたのは、イベントの最新情報を確認するためにイベントリンクのページを頻繁に更新する必要がある点についてでした。複数のスタッフが同時にイベントリンクを操作しても、変更した情報が自動的に同期されないことにフラストレーションを感じるというご意見が多く寄せられたのです。
これはソフトウェア開発において「同時実行」と呼ばれます。同時実行が実現すれば、複数のユーザーや端末間でデータを同期できます。開発チームはこの問題を解決するためにバックエンドの強化に力を尽くし、データを同時に表示できるようにしました。
今後は以下のようなときにイベントリンクを更新する必要がなくなります。
同時実行については、より緊急性の高い機能の実装が完了次第、さらなる更新を計画しています。次はマッチ結果報告の同時実行に焦点を当てる予定です。
不戦勝になったプレイヤーが、そのラウンド中に棄権できない不具合が発生していました。これはイベント担当スタッフにとっても、不戦勝になったプレイヤーにとってもフラストレーションを感じるものでした。不戦勝になったプレイヤーは、そのイベントを棄権して、他のプレイヤーとマジックをプレイしたり、別のマジックのイベントに参加したりしたいと考えることが多いのです。
このバグは修正され、不戦勝になったプレイヤーも他のプレイヤーと同様にイベントを棄権できるようになりました。以下のように表示されます。
「申請」されておらず「店舗・イベント検索」にも表示されない突発的なイベントについて、これまではイベントの状態に関わらず現在の日付で記録されていました。今後はそれぞれのイベントが終了した日付で記録が残るため、イベントリンク内で増え続けるイベント一覧に追われることはありません。
「イベントのラウンド数を自由に設定したい」というご要望も、非常に多くいただいていました。イベントを早期に終了する機能は以前実装しましたが、加えてラウンドを増やすこともできるようになりました。イベントが終了すると、以下のように選択肢が表示されます。
「ラウンド追加」を選択すると以下のようになります。
「続ける」をクリックすると次のラウンドが始まります。これでお好きなだけラウンドを追加できますが、注意点が1つあります。スイス式イベントにおいてラウンドを追加すると、やがて対戦組み合わせのアルゴリズムが乱れます。そうなった場合、大会が続行不可能にならないよう、自動的にランダムペアリングに切り替わります。
今後、イベント開始前にラウンド数を設定できる機能を実装することも検討しています。ですがまずは、ラウンド数が調整できるようにすることを優先しました。これでイベントを早く終わらせることも、お客さまのご要望に応じてラウンド数を増やすこともできるようになったのです。
タイブレーカーの計算が誤っていた不具合を修正しました。
この問題は、鋭い店舗の皆さまからご報告いただいたものです。繰り返しになりますが、皆さまのフィードバックは、私たちが見落としてしまいそうなことをしっかり見つめる助けになるため、本当に大事なのです。お手数をおかけしますが、今後もぜひご意見をお送りください。
前回の更新から実に多くの機能が実装されました。私たちは引き続き、次の更新に向けて力を尽くしています。私たちが今最も力を入れているのは、店舗の皆さまから特に多くのご要望をいただいている2つの大きな機能――「イベント開始後の参加登録」と「ラウンドを遡っての修正」です。
それらは間もなく実装されます。私たちはおよそ2週間おきにイベントリンクおよび『Magic: The Gathering Companion』に新たな機能を実装できるよう取り組んでいますので、ご期待ください。それらは常に計画には入っていましたが、他に優先すべき機能の実装を終えてついに順番が来たのです。
イベント開始後の参加登録機能により、イベントの進行度に関わらずプレイヤーを追加できるようになりました。インターフェース(間もなくお披露目できます)上でプレイヤーを登録するだけでイベントに追加でき、すでに終了したラウンドや進行中のラウンドは自動的に敗北扱いとなります。
イベントの参加者数が奇数で1人不戦勝が発生する場合、後から参加したプレイヤーとゲームを楽しんでもらうこともできます。(後から参加したプレイヤーはマッチを行なったことにはなりません。)
これは以前のシステムに対するプレイヤーの皆さまからのフィードバックをもとにしています。時間通りにイベントに参加したプレイヤーが不戦勝を得た場合、その後時間通りに来られなかったプレイヤーによって「得たはずの勝利をなかったことにされた」とき、不戦勝を得たプレイヤーは強い「不公平感」を覚えます。
イベント開始後の参加登録機能は、ルールを守ったプレイヤーに不公平感を与えるのではなく、遅れたプレイヤーに注意を促すことを意図したものなのです。また、プレイヤーの追加はどのラウンドでもできます。全10ラウンドのイベントでこれから8ラウンド目が始まろうというときでも、参加費を支払って参加したいのであれば参加していただけるのです!
イベントの誤りを修正できる機能もまた、本当に多くのご要望をいただいていました。データによれば、修正が必要な誤りは全体の1%にも及びませんが、それでもこの機能は常に計画に入っていました。
「ラウンド・ロールバック」と呼ばれたこの機能は、マッチ結果などの入力ミスを1ラウンド遡って修正できるものです。1ラウンド戻ると、現在のラウンドの情報は失われることになりますが、再び現在のラウンドに戻った際に自動的に復旧します。
修正のために遡れるのは1ラウンド分だけですが、『Magic: The Gathering Companion』も活用すれば誤りは大きく減らせるでしょう。マッチ結果を入力する手間が省けるだけでなく、プレイヤーたちそれぞれが結果を入力して確認できるようになるのです。これは、かつてのイベントでは不可能なことでした。それこそスタッフ総出で情報を精査し、誤りに対処しないかぎり。
遡れるのを1ラウンド分に限ったのは、複数のラウンドを遡ってデータを変更し、現在のラウンドに戻そうとすると技術的なリスクが大きくなるためです。
これまでマジックのイベント管理に使われていたソフトウェアでも、この機能に伴う問題への対処に技術的なコストの70%を費やしていました。全体の1%にも満たない問題のためにリスクの大きい複数のラウンドを遡る機能を組み込むのは、見合わないのです。
別の見方をすると、70%ものリソースを費やす1%にも満たない問題を解消できれば、皆さまの手間を減らし、ビジネスの成長をお手伝いできるような便利な機能の実装にその分のリソースを割けるというわけです。
修正がイベント全体に影響を与えることなく1ラウンド分だけ遡れるようにすることで、マッチ結果の報告に関する問題の大部分が解決できます。また、『Magic: The Gathering Companion』もプレイヤーそれぞれが責任をもって自分の試合結果を報告し、確認できるように設計されています。
今回の新機能が組み合わさることで、さらにイベントリンクが安定したツールになり、より良い体験を生み出せるようになるでしょう。それではまたお会いしましょう。ご意見お待ちしています!