本日は、ミネソタ州ミネアポリスに店舗を構え、新規プレイヤーの獲得数で頂点に立った「ドリーマーズ・ヴォルト/Dreamer’s Vault」の店長、メリッサ・フォーネス/Melissa Fournessに、その戦略を語っていただきます。
ここには私達を家族だと思ってくれるプレイヤーの方々がたくさんいます。それは最高のフィードバックだと思います。プレイヤーの方々は ここが自分たちのお店だと思ってくれているのです。
重要な事は、正しい考え方と態度を忘れないことです「ここが素晴らしく楽しい場所だ」という考え方を持ち続けていれば、お客様も同じように楽しく感じてくれるでしょう。
弊店は新しい店舗です。マジックを弊店に導入したとき、私自身も新規プレイヤーでした。なので私は「巨大で複雑」というマジックの印象についてよく理解できます。遊び方を学ぶことなどできないと思われがちですよね。でも実はそんなに怖いものではありません
「こいつは二段攻撃を持っていて……」「二段攻撃?」ダメージを2回与えることができるんだ。だから攻撃したら最初に……」
私たちが使えるツールは、手元にたくさんあります。「ウェルカムデッキ」 は非常に良い助けとなります。私はしばしば、クラブを運営している学校や図書館にウェルカム・デッキを配っています。そして彼らとの関係を築き、私をリソースとして理解してもらうのです。
「プレインズウォーカー・デッキ」は、新規プレイヤーにとって素晴らしいものです。プレイヤーが参入して無料でプレイできる機会もたくさん用意しています。カジュアルな体験は良い入り口となります。例えば 弊店の「キッズ・リーグ」です。マジック・リーグは週のいつでも参加できます。
弊店は多人数の統率者戦も開催しており、独自のポイント算出システムを用いています。プレイヤーがすごいことをすると、ポイントが加算されます。マナーが悪いと ポイントを失ってしまうこともあります。これにより、楽しさとバランスが保たれるのです。
マジック交流会は、新規プレイヤーの入り口としてとても優れています。ひとつのマジック交流会が終わると、すぐに次の宣伝を始めます。弊店はこのプログラムが新規プレイヤーにとても効果的なことに気づいたのです。
他の店舗の皆さまにお勧めしたいのは、独創的に考えることです。弊店はこの街の「ルネサンス祭」に出店しました。 ドラフトを開催し、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』も運営しました。
昨夏は「ワープド・ツアー」に出向きました。新規顧客を得るにはまれな場所ですが、私がテントの外に立ち 「マジック!」と叫ぶとさまざまな方が振り向いてくれました。
弊店の大規模な催しとしては、「プレリリース前夜祭」が挙げられます。多くの種類の楽しいサイドイベントを開催し、店舗へ足を運ぶ大きな機会としています。そして弊店のマジックのイベントに興味を持っていただくのです。
2年半前、私がこの店舗に加わったころ、私たちにやれることは多くありませんでした。「フライデー・ナイト・マジック」の開催も知らなかったのです。イベントが成長し拡大するにつれ、今は別の課題を持つようになりました。「土曜日のお昼のスペースはどうしよう?」と。 驚くべきことですね。