店内の商品配置を美しくかつ機能的にするのは、WPNプレミアムストアへの道を行く店舗の皆さまが口を揃えて難しいと言う挑戦の１つです。以前も全般的な商品配置の基本をお伝えしましたが、今回はレジ周りに絞ってマジック：ザ・ギャザリングの未開封製品の並べ方をご紹介します。

ぜひ商品の配置戦略の改善にお役立てください。

マジック製品の分類を知ろう：本流のセットとサプリメント・セット

マジック製品は大きく２つに分類できます――本流のセットとサプリメント・セットの２つです。「本流のセット」はその年の基柱となる製品ラインで、スタンダードで使用できるセットのことを指します。『統率者レジェンズ』など、一部製品もこのカテゴリに分類されます。

一方「サプリメント・セット」は、特定の層に向けて作られる小規模な製品ラインです。『Jumpstart』やアリーナスターターキット、「Un」セットなどはこのカテゴリに分類されます。

発売されるセットを中心に組み立てよう

商品をタイプごとに分けたら、配置の優先順を決めていきましょう。レジ周りでお客さまの目線に合ったスペースは限られるので、最も目の向くところには新規プレイヤー向けの製品を置くことをぜひご検討ください。

さらに、レジの近くに最新セットの商品を置いておくと、お客さまがひと目で「今買うべき」商品がわかるようになります。それらの配置を決めたら、そこから発売時期をさかのぼるように他の商品を配置していくのが最適だと思われます。

北米地域の店舗の多くは、このように発売順に上から下へあるいは左から右へ並べていく方法をとっています。

棚の上の方にある商品はより価値があると考えるお客さまもいることを、心に留めておきましょう。また、見た目が豪華な商品をショーケースに入れて販売するのも良いでしょう。照明も駆使して一番推したいものを目立たせ、お客さまの目を引きましょう。

製品の形で分ける

それぞれの製品の理解を深めれば、お客さまを惹きつけるレイアウトを考える助けになるでしょう。お客さまにとってわかりやすいレイアウトを作るために、デザインの原則も活用してみてください。以下にすぐに試せるテクニックを２つご紹介します。

収めるレイアウト

このレイアウトでは、本流のセットを左側に、サプリメント・セットを右側に配置します。例えば左側にブースターボックスを置き、右側にそのセットの統率者デッキなどの関連商品を配置しましょう。

このレイアウトではお客さまの視点移動が直線的になり、製品の形も統一されてそれぞれの製品がわかりやすくなります。

並べるレイアウト

このレイアウトでは、同じ形の製品をまとめて並べることで棚を区切ります。この方法はバインダーをまとめるのに最適です。特にラベルでの管理も併用すると効果的です。

表示を加える

商品をどのように配置するとしても、貴店のブランドに合った表示を加えればレイアウトがわかりやすくなります。新規プレイヤーには、スタンダード向けの製品と統率者戦向けの製品の違いはわからないかもしれません。ですが店内の表示をきちんと用意すれば、彼らを正しい場所に導けるでしょう。

貴店と貴店のお客さまにとって効果的な配置が見つかるまで、ぜひさまざまな方法を試してみてください。小さな変化が顧客体験に大きな影響を与える可能性はあります。顧客体験を改善を続けることこそが、WPNプレミアムストア到達につながるのです。

WPNプレミアムストアへの道を行く中で何かご質問等ございましたら、専門チームまでお聞かせください。まだ第一歩を踏み出していない方も、遅すぎることはありません。詳しい情報を確認し、申請を始めましょう。