2019/11/27 — WPNプレミアム

Richard Early: WPNプレミアムを目指す意義

「パラドックス・コミックス&カード/Paradox Comics-N-Cards 」は、プレイヤーたちに報いるためWPNプレミアムを目指しました。ですが彼らの努力が実を結んだのは、プレミアムストアのステータスを得たときではなく、その過程にありました。

2019/11/27 — WPNプレミアム

Richard Early: WPNプレミアムを目指す意義

「パラドックス・コミックス&カード/Paradox Comics-N-Cards 」は、プレイヤーたちに報いるためWPNプレミアムを目指しました。ですが彼らの努力が実を結んだのは、プレミアムストアのステータスを得たときではなく、その過程にありました。

(リチャード・アーリー/Richard Earlyは、アメリカ・ノースダコタ州ファーゴに店舗を構える「パラドックス・コミックス&カード/Paradox Comics-N-Cards」のオーナーです。)

WPNプレミアムストアは、すなわち高水準の店舗です。高い期待を寄せられる店舗。大変な仕事をこなせる店舗。自分の仕事を鏡で見ながら、やるべきことに気づける店舗。WPNプレミアムストアの本質は、心のあり方と行動指針にあります。そのステータスは大きな問題ではありません――大切なのは、その過程なのです。

今年の3月にWPNプレミアムストアの制度が始まったとき、実際にステータスが付与される7月までの4か月間がすべての店舗に与えられた準備期間でした。私たちはすぐに申請することにしました。私は、WPNプレミアムが存在する理由を理解していたのです。WPNプレミアムは、私たち、つまりすべてのWPN加盟店舗を試すためにあるのだと。

プレミアムストアになること自体は、決して最終的なゴールではないことを私は知っていました。大切なのは、私にでき得る限りの最高の店舗を築き上げることなのです。

「パラドックス」は1993年に開店し、間もなくしてマジックを扱い始めました。

最初のプレイ・テーブルは、文字通り誰かの家の「キッチン・テーブル」でした。そのテーブルが店に寄贈されたことをきっかけに、お客さまに店でカードゲームをプレイしてもらうことになったのです。今では当たり前のことですが、当時は「店で遊ぶ」というアイデアは斬新で刺激的なものでした。

私たちは瞬く間に、ファーゴからムーアヘッド、レッドリバーバレーまでも束ねるコミュニティの中心になりました。大切な友人や家族、そして一生もののビジネス・パートナーとも出会えました。カジュアル・プレイも競技志向のプレイも、舵を取るのは私でした。

そしてそれらすべてが、常に適切な時期に適切な場所で盛り上がりました――私たちの取り組みを成功に導くのは、いつだってその時代のプレイヤーなのです。私には、私が欲しいものを作り、私がやりたいイベントを開催することもできました。ですが誰もそれらに興味を示さないなら、何の意味もありません。私は、ただその場で起きたことの一部でいられるだけで、大きな喜びと誇りを感じるのです。

そんな私がWPNプレミアムに求めることは、単純明快でした――店に通うプレイヤーやファンと、彼らが愛する趣味に報いることです。

新たなWPNについての発表があった当日に、店長と私は最初のTo-Doリストを作成しました。

そうしたら次は、急いで行動することだと思われたかもしれません。実は違います。

私たちはWPNプレミアムストア店舗チェックリストに感銘を受け、すべての項目を埋める必要があると考えました。しかし中には、私たちにできるかわからない項目や、やり方すら思いつかない項目もありました。(そして少なくとも1つは、本当に私たちが望んでいるのかわからない項目もありました。)

悩んだすえに私はWPNに連絡し、前に進むための方法について相談しました。そして実は、私たちが申請することを見越してすでに覆面調査員による調査が行われていたことを知りました。感動しましたよ。私たちは注目されていたんです。

WPNへの相談は、私たちに素晴らしいアイデアをもたらしました。まさに天啓を得た気分でした。「私にできないことなんてあるはずない」と。その後2週間をかけて、私たちはイベント予定を刷新し、新しいゴミ箱を設置し、テーブル番号を作り直し、チェックリストに従ってスタッフを再教育し、最後に店内の様子を動画に収めました。

スタッフのシャツや名札、看板も新しくしました。販売ポリシーや賞品ポリシーを掲示し、行動規範もわかりやすくしました。他にもたくさんのことを新しくしました。既存のものに手を入れ、これまでなかったものに取り組みました。すべては店舗の水準を上げるためです。

スタッフたちも、真の勇者のごとく応じてくれました。全員が学ぶべきことをすべて喜んで学んでくれました。お客さまの出迎え方、プレイヤー1人1人に合った製品、新規プレイヤーへのティーチング、各種イベント……

繰り返しになりますが、すべては店舗の水準を上げるためです。

最終的に、「パラドックス」は理想の80%ほどの高水準の店舗になりました。

これでもう大丈夫?いえ、とんでもありません。覆面調査の期間中は眠れぬ夜を過ごしましたよ。ですが何はともあれ、これまでの努力は間違いなく私たちの水準を上げました。

WPNプレミアムの申請期間中、私たちはあらゆるところに目を配りました。情報の出し方や、お客さまが店舗にいる間に見ているところをよく考えました。私はすぐに気づきました。皆さんの店舗が今どういう状況でも、WPNプレミアムへの挑戦は必ず前向きな結果をもたらすと。

私が目標を明確にし、それに向かってビジネスに取り組んだのは初めてのことでした。私が目指したのは、人々の生活に潤いを与え、ありのままの自分を受け入れてベストを尽くせるようにすることです。WPNプレミアムへの旅は、私のビジネスへの取り組み方を見せる機会になりました。

結果は私たちが決めることではありません。ですが私は、今回の経験を通して私の店がかつてないほど良いものになり、マジックに対して新たな視点で取り組むことができたと実感しています。

(この記事の全文はリチャードのブログAlways Earlyに掲載されています。)

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