2019/11/27 — WPNプレミアム
私たちは「パラドックス・コミックス&カード」のオーナーに、WPNプレミアムの利点をどう見ているか尋ねました。その答えは意外なものでした。
2019/11/27 — WPNプレミアム
私たちは「パラドックス・コミックス&カード」のオーナーに、WPNプレミアムの利点をどう見ているか尋ねました。その答えは意外なものでした。
(リチャード・アーリー/Richard Earlyは、アメリカ・ノースダコタ州ファーゴに店舗を構える「パラドックス・コミックス&カード/Paradox Comics-N-Cards」のオーナーです。)
最近、私の店舗では「初心者体験パーティー」というイベントを開催しました――無料で参加できるマジックのイベントで、参加者にはウェルカム・デッキのプレゼントはもちろん、ブースターパックや古いプロモカードを配布し、さらに最後までいてくれた方には、ささやかながら賞品を用意しました。
イベントは盛況で、20人近いプレイヤーにDCI番号を発行できました。DCI番号を紛失してしまうくらい久しぶりにマジックを遊んでくれた方、初めての方、他のゲームから興味を持ってくれた方、恋人に連れて来られた方……さまざまな方にご来店いただきました。私たちは、参加費や対戦組み合わせ、他のプレイヤーとの交流についての不安など、イベント参加の障壁を壊していきました。
しかし、塗装し直して木彫りのマナ・シンボルも飾られた素敵な店内をお客さま目線で歩き回ると――物足りない感じがしました。
総参加者数も熱心なプレイヤー数も、驚くほど良い数字を記録しています。ご参加いただけるのはプレリリースだけですが、新規プレイヤーも着実に増えています。ですがWPNプレミアムストアになったことで、私は鏡に映る自分自身を見つめ直すようになりました――私は何者で、何をしていて、なぜここで店をやっているのか、自分自身に問いかけるようになりました。物足りなさを感じるのは、もっと良くできることを私自身がわかっているからです。
プレミアムストアになったことで、もっと大がかりな改善にも恐れず取り組めるようになったのです。ゲーム店の究極的な目標は、お客さまにテーブルについてもらい、カードゲームを楽しんでもらうことです。しかし自分自身が好きになれないテーブルの前にお客さまを座らせ、軽食も用意せず、照明もなく、楽しい音楽もないのでは、到底物足りません。
たとえそれらすべてを揃えても、私はさらにその先を目指します。プレミアムストアの制度は、「優れた店舗になる」という夢を持つきっかけであり、その夢を叶えるための手段です。店の最大の力を引き出してくれる、ビジネスパートナーのような存在なのです。
26年も経営を続けており、プロツアー予選も開催し、熟練のスタッフを揃え、ウェブサイトも一新したばかりでした。私もスタッフたちも満足していました。プレミアムストア店舗チェックリストを一笑に付すスタッフもいました――こんなことは当たり前のようにやっている、と。
ですが、チェックリストがすべてではありませんでした。それどころか、いわば本のカバーに過ぎなかったのです。
プレミアムストアの要件を満たすのは困難でした。チェックリストの80%は埋まっていましたし、ウィザーズが言う理念もしっかり表現できていました。ここ5年ほど、私とウィザーズは時代にあった小売業の形に挑戦してきましたが、これまではウィザーズとの連携を感じたことはありませんでした。
ウィザーズ・プレイ・ネットワークの発足以来、加盟店舗の数は急増しています。それらすべてに手厚いサポートが提供されていますが、そのおかげで他店との明確な差をつけるのが難しくなっています。プレミアムストアの制度はその「差」をつけるための手段となり、すべての店舗にチャンスを与えてくれました。
ここまで、多くの資金と時間を費やしてきました。来年はもっと多くのコストがかかるでしょう。ウィザーズから記事執筆の依頼を受けたとき、プレミアムストアへの投資とそのリターンをどう見ているかについて語ってほしいと言われました。
本心で語りますが、「そんなことはどうでもいい」です。たとえ売り上げやイベント参加者数が増加しないとしても、ウィザーズは私たちに投資してくれました。そして今、私たちは店舗へ投資し、店舗はコミュニティに投資しています。その結果、私のやりたいことができて、お客さまには仲間と過ごせる場所を提供できる、より良い店舗が実現しています。それこそが、投資に対するリターンなのです。
12月1日までにプレミアムストアになった店舗の皆さまには、より豪華で幅広いマーケティング素材など、『テーロス還魂記』シーズンにプレミアムストア限定の特典をご用意しています。
詳しい情報とプレミアムストアの申請は、こちらをご確認ください。