貴店の地域のマジック・プレイヤーがマジックのことを考えるとき、さまざまなことを思い浮かべるでしょう。それは最高のトップデッキの思い出かもしれませんし、お気に入りの次元を懐かしむ気持ちかもしれませんし、最新の禁止・制限告知の内容かもしれません。そして貴店のことを思い浮かべるかもしれません。

このとき最初に思い浮かんだものを、「トップ・オブ・マインド」と呼びます。お客さまがマジックのことを考えるときに貴店のことが最初に思い浮かぶなら、貴店はそのお客さまにとってのトップ・オブ・マインドというわけです。ゲームをプレイしたいとき、製品を購入したいとき、単に他のプレイヤーと交流したいとき――真っ先に貴店のことが思い浮かぶ状態です。

そのお客さまにとって貴店は、いつ行ってもあらゆる製品が揃っており、在庫切れは起こりません。いつ行ってもあらゆるイベントが行われています。現実的に、常にその期待に応えるのは簡単ではありません。それでも、売り上げ上位を誇るWPN店舗は、その努力がどれだけの効果を発揮するか知っています――それらは、WPNプレミアムストア店舗チェックリストの項目にも入っているのです。

ここでは、トップ・オブ・マインドになるための方法をお伝えします。

マジック製品：スタンダードのセットがすべて揃っている

これはプレミアムストア店舗チェックリストの13番目の項目に該当します。プレミアムストアは、コミュニティにとってのトップ・オブ・マインドを実現する店舗です。

ゲイリー・レイ/Gary Rayが経営する「ブラック・ダイヤモンド・ゲームズ/Black Diamond Games」を例に挙げましょう。こちらの記事で、ゲイリーは『ダンジョンズ＆ドラゴンズ』製品を駆使してトップ・オブ・マインドを実現するまでの道のりを語っています。そしてその最初のステップが、すべての製品を取り揃えることなのです。

ゲイリーによれば、すべての製品を取り揃えることによる利点は、必ずしも販売データに表れないそうです。なぜなら、それは心理的な問題だからです。プレイヤーたちは、欲しいときに欲しいものが買える安心感を求めます。そしてすべての製品が揃っていない限り、その安心感は得られないのです。

これをマジック製品に当てはめると、少なくともスタンダードのセットはすべて揃えておくべきです。（マイケル・バール/Michael Bahrは、未開封のケースを含めあらゆる製品を揃えるべきだとまで言っています。）

ですがもちろん、これだけではトップ・オブ・マインドは実現できません。プレイヤーは、イベントについても同じことを求めているのです。

すべてのWPNプログラムを開催している

これはチェックリストの38番目の項目ですね。

すべての製品を揃えておくのがコミュニティの心理に働きかけるのと同様に、開催できるイベントをすべて開催することで、プレイヤーは貴店のことを「いつ遊びにいってもイベントに参加できる」店舗だと見なすようになるでしょう。

これはデータにも表れています――シーズン内のイベントをすべて開催することで、売り上げ増加に結びついているのです。８月のマジック・ウィークエンド：統率者戦を例に挙げましょう。

『エルドレインの王権』の各種イベントをすべて申請した店舗は、そうでない店舗と比べて24％も多くのプレイヤーをマジック・ウィークエンド：統率者戦に引き込んでいます。

貴店に行けばパックからスリーブやダイスまで何でも手に入るとプレイヤーたちが気づけば、実際に何でも貴店で購入するようになります。貴店ではすべてのイベントが開催されるとプレイヤーたちが信じるようになれば、実際に貴店で開催されるマジックのイベントに参加するようになります。

それを実感できる機会が間もなくやって来ます――マジック・ウィークエンド：パイオニアです。「パイオニア」は新たに導入されるフォーマットです。それはマジックの競技シーンでも正式にサポートされますが、とにかく「新しい」フォーマットです。パイオニアのコミュニティは形成され始めたばかりであり、恐らくまだ貴店まで広がってはいないでしょう。

ですがトップ・オブ・マインドになるために（そして言うまでもなくWPNプレミアムストアになるために）、プレリリースやFNM、その他のイベントとともに、マジック・ウィークエンド：パイオニアをご申請ください。イベントが開催されるときには貴店に行けばいいとお客さまが思うようになれば、その後もマジックのことを考えるとき、真っ先に貴店のことが思い浮かぶようになります。

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