カジュアル・イベントが育んだ「ゲームズ・アカデミー/Games Academy」

15日 7月 2015年 | 2 分(読むのにかかる時間)

8年ほど前、ファビオ・ツッカリーニ/Fabio Zuccariniが「ゲームズ・アカデミー/Games Academy」という店舗を開いたとき、彼は競技イベントをこの店の売りにしたくない、という想いを胸に秘めていました。

その代わり、彼はカジュアル・フォーマットでの店舗イベントに力を入れました。統率者戦やコモン限定構築からエントリーセットや「デュエルデッキ」を使ったものまで、広く様々なゲーム体験を用意したのです。

ファビオの考えはシンプルでした。それらのフォーマットでイベントを開けばお客様が参加しやすく、同時にマジック:ザ・ギャザリングの新商品を宣伝するのにも役立つのです。

エントリーセット・リーグ

「ゲームズ・アカデミー」の方針をよく表しているのが、この「エントリーセット・リーグ」です。

新セットが登場するたびに、ファビオはリーグ戦を始めます。参加者たちはその新セットのエントリーセットを使って戦い、試合に負けたときに追加できるブースター・パックもそのセットのものだけです。

ファビオはこのリーグ戦で開けられたパックをすべて記録しています。彼はこのイベントが間違いなく健全に進むよう配慮し、プレイヤーにはカジュアルな雰囲気でプレイするよう勧めているのです。

1日1カジュアル

この店舗の1週間のイベントカレンダーを見てみると、「1日1カジュアル」が見事に達成されています。

月曜日には統率者戦のリーグ。火曜日はエントリーセット・リーグ。水曜日はスタンダード。木曜日はカジュアル統率者戦。金曜日は統率者戦でのフライデー・ナイト・マジックとスタンダードでのフライデー・ナイト・マジック。土曜日はブースター・ドラフト。

どのイベントでも、ファビオは新規プレイヤーに配慮して賞品を平等に配っています。 参加者は少なくとも1パックを持ち帰れるのです。

またモダンやレガシー、ヴィンテージなど「ベテラン向け」のフォーマットは、グランプリ・トライアルやプロツアー予備予選など大型の競技イベントに限っています。

その効果は予想以上でした

2014年、ファビオはおよそ200個のエントリーセットと80個の『統率者(2014年版)』のデッキを売り上げました。彼の店舗は、イタリアで最も早くアドバンスプラス・レベルに到達した店舗のひとつとなったのです。

今ではファビオが新しくリーグ戦を開催するたびに、25人~30人の参加者が集まっています。また彼は、毎月少なくとも8人の新規プレイヤーを迎え入れています。

フライデー・ナイト・マジックの仕組みが変わりカジュアル・フォーマットでの開催が可能になったことで、彼のカジュアル・プレイを中心にしたビジネスはさらなる成長を見せました。

過去5年間と比較して、「ゲームズ・アカデミー」はマジックの商品売り上げを10%伸ばしました。カジュアル・イベントの運営に力を入れたファビオは、それが正しいことだと確信したのです。

貴店にも、カジュアル・プレイを中心にした素晴らしいコミュニティがありますか? WPNStories@wizards.comまでぜひお知らせください。今後の記事で取り挙げるかもしれませんよ!

By Marco Soranno

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